テニス肘の治し方と安静期間について

テニスは、様々なスポーツが存在している中、老若男女問わず人気のあるスポーツです。テニスをプレーする中で肘が痛んだことがある方は多いのではないでしょうか。

それは、テニス肘と呼ばれる疾患です。テニス肘とは名称にもあるようにテニスに興じる機会が多い方々に現れやすい症状です。

テニス肘の症状

テニス肘は筋肉に炎症が生じて痛くなるのが発生のメカニズムで、手首に対して負荷が生じる動きをした時に肘から前腕にかけて痛くなるのが特徴的です。肩から繋がっている筋肉が手首に至るまでの間に炎症が生じて特有の痛みに繋がります。

軽症の時には対象の動きやスポーツを行った時だけに痛みを感じ、静かに過ごしている時にはそれほど痛みを感じません。症状が進むと手首を前後左右に動かしり捻る動作を加えた時に痛くなりやすいです。

また、指を曲げ伸ばしするといった何気ない動作でも肘における外側が痛くなります。そのためコップを持てなくなるなど、日常生活の様々なシーンで痛みと不便さを感じることがあります。

症状の名称にも付けられているテニスは様々なきっかけの中でも特に引き金になりやすく、理由はラケットを握りしめて繰り返しボールを打ち続ける動作をするためです。ラケットを握りしめながらボールを打つ動作をし続けると筋肉が炎症を起こしてテニス肘になる上、捻る動作を加える特性上ラケットの裏側を使ってボールを返した時にますます痛くなります。

体力や筋肉の強さは個々によって違いがあるので発症をする回数はそれぞれ異なるものの、1週間に3度以上の頻度でテニスをする方が発症しやすいためベテランになるほど患者が増えます。

同時にまだ競技を開始して間もない初心者にも多いです。その理由の多くはフォーム不良にあります。ラケットに正しくボールを当てる事が難しくて負荷が生じやすい状況になっていたり、ラケットなどの吸収性が関係している事もあります。

テニス肘の安静期間について

テニス肘が完治するまでの期間は、その除隊によっても異なってきますが、どうしても長くなりがちです。きちんとした医療機関を通じて治療を受けていけば、70~80%は1年以内で回復します。

ただし、完治していないにも関わらず運動を行っていた李、日常的な動作で患部に負担がかかってしまうような場面が多ければ1年以上かかることも多々ありますので、長い付き合いになる可能性もあります。

日常生活でも発症する?

テニスをしている人だけに発症すると思われがちですが、実は日常の仕事や生活の中で発症することも珍しくありません。重量がある荷物を運搬する機会が多い方や料理で鍋を手にする機会が多い方、大工道具を使う大工などの仕事は特に発症しやすいです。

また、日常生活を送っている時に行う動作に関して痛くなるタイミングは物を手にして持ち上げた時やドアノブの操作、タオルの水気を切ったりパソコンのキーボードで入力をする時などです。

症状の感じ方や進行の度合いは個々により異なりますが、突如として強い痛みに見舞われる人がいる一方、少しずつ鈍い痛みに見舞われながら進行していく場合もあります。

高齢になると肘に痛みを感じる方が増えますが、これは自然に筋肉の力が低くなってきて、これまでは不調が起こらなかった動作で不調を引き起こしてしまうためです。筋力が低下する事により引き起こされるため、男性よりも女性の方が発症する機会が多く、女性が発症する理由が多いのは家事などに従事する機会が多いのも関係しています。

テニス肘を悪化させないためにできること

軽症の患者は安静に過ごしていれば自然に回復する事が多いです。しかし手首は日常生活の中でも活発に動かす部位であるため、何気ない所作が影響して重症化に繋がる事もあります。重症化を予防する目的でも違和感を感じた時には医療機関を訪れて相談するのが重要です。

手首にかけての腕は日常生活の中で動かす機会が多い部位なので、発症すると治りにくいのと同時に再発しやすいです。

予防をするにはできるだけ手首や腕を使用しないように心がけて生活するのが大切で、重症化しないためにもストレッチを日課にするのもおすすめです。ストレッチをする時には腕をしっかりと伸ばした後に手首を少しずつ曲げていき、曲げた後に30秒間にわたってキープすると柔軟性が養われます。

合わせて筋力を向上させるトレーニングに励むのも良いアプローチであり、筋力を強くしていくには負荷が強すぎないダンベルなどを使用してゆっくりとした動きでトレーニングに励みましょう。

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